今年、4月から新設される「内閣官房 こども家庭庁」、現在「こども家庭庁設立準備室」にて、リトルベビー家族会代表との懇話会がありました🕵️
長崎、愛知、神奈川、福島、岐阜、栃木、静岡、埼玉の家族会代表のママと、国際母子手帳委員会の板東先生、日本WHO協会理事長の中村先生、内閣参事官含めた子ども家庭庁の職員3名
全国から霞ヶ関へ集まり、低出生体重児とその家族がどのようなサポートを必要としているのか、どうしたらリトルベビー含め社会的少数派の家族が安心して子育てできる日本になるか、それぞれが考え、その必要性を感じた時間となりました。
私たちは、自分の出産体験や辛かったこと、家族会を立ち上げた思い、リトルベビーハンドブックについてなど、お話させてもらいました。
本当に鬼気迫る出産をされた方々は、お話することも辛かったと思います。でも、涙ながらに訴えている姿を、こども家庭庁の方々も真剣に聞いてくれていました。
家族会「一歩」として、
リトルベビーハンドブックに関しては、娘の母子手帳と「あげおリトルベビーハンドブック」を見せながら、どこが使い辛かったか、ハンドブックがあればどう使いやすくなるのかをお話させてもらいました。
また、埼玉県版リトルベビーハンドブックは、他県とは違い、NICUのある病院でNICUスタッフが渡すシステムではなく、県が作成したデータをもとに各市町村が印刷して手続きの時に配布するという運用方法になる予定です。
そこに考えられる運用方法の課題について家族会「一歩」独自で作成したアンケート結果をもとに、お伝えさせて頂きました。
限られた時間だったので、ほんの一部しか伝えられなかったかもしれませんが、途中から席でおとなしくお話することができなくなり、つい近くまで歩み寄って思いを伝えてしまいました笑笑
アンケート結果も受け取って頂けました
最後に内閣参事官がおっしゃった
「総理の意向でもあるが、子育て世代の生の声を、これからはもっときいて政策を進めていきたい」という言葉に痺れました🥹💕
懇話会の後は、日本橋の日本財団母乳バンクへ愛知、長崎、福島の代表ママと伺いました。
母乳バンクでは、ドナーミルクの管理や提供と同時に研究もおこなっています。
母乳に含まれるタンパク量や脂肪量はそれぞれ違うこと、赤ちゃんの状態に合わせたオーダーメイドのドナーミルクの提供に向け、研究しているそうです。
写真は送られてきた母乳を殺菌するクリーン室(オペ室レベル)と研究室にあるタンパク質を調べる機械と研究室の一部↓
その情報は、とても興味深く、研究結果についてたくさん質問させてもらいました。
私は、産後3時間後にベッドの上で看護師さんにおっぱいを絞られながら「26週で産んだママのおっぱいは、26週の赤ちゃん用のおっぱいが出るんだよ」と言われました。
あの時は、きっと励ますつもりでそんなこと言ってるんだろうなーって思っていたけど、その言葉をずっと大切にしていました。
そしたらね、それ、本当なんですって!!!!
母乳の研究でも、早産したママの母乳に含まれるタンパク質量や脂肪量は多く、それは週数によって異なることが研究でもわかってきていると。
お腹の外に出てからも、この子にしてあげることがあるんだ。一滴でも良い、それが我が子にとってオーダーメイドな栄養源になる。
その一滴ですら我が子にあげられない事情のあるママにとっては、傷つけてしまう言葉かもしれないけど、
きっとその言葉に救われるママも多いのではと思いました。
語り出したらレポート何枚でも書けそうなので、少しずつシェアして行けたらと思ってます🤭
ステキな経験に、出会いに感謝です💕
これからも、全国のリトルベビー家族会と協力して、全国、どこの県で小さい赤ちゃんを産んでも、同じ支援を受けられるよう、安心して子育てできる環境が作れるよう身近なことから一歩一歩進んで行けたらなと思っています❣️